| 平成22・23年度研究プロジェクト研究補助金公募のお知らせ |
| 医学生物学電子顕微鏡技術学会 技術普及委員会 委員長 根本 典子 |
本学会は、本学会でなければ開発・解明できない技術の開発についてテーマを掲げ、「研究プロジェクト」を募集することを目標としております。そこで、平成19年度以降、研究プロジェクト募集テーマとして、学会員の皆様にご興味を持って取り組んで頂けるよう「化学固定法の見直しと四酸化オスミウムに替わる化学固定剤の検討」を3か年に渡り募集致してまいりました。昨年は、5件の採択がありましたが、まだ完結するには至らず、平成22年度、平成23年度におきましても2年間継続して募集を致す運びとなりました。
ご応募頂いた研究課題は、技術普及委員会において審査を行い、得られた成果を第27回、第28回学術講演会での発表、学会誌へ論文の掲載という予定で募集を行います。
募集テーマ 「化学固定法の見直しと四酸化オスミウムに替わる化学固定剤の検討」
1963年にD.D.Sabatiniが、グルタルアルデヒド(G.A.)を電子顕微鏡の固定剤として紹介する以前、電子顕微鏡の化学固定剤は、四酸化オスミウム(OsO4)と過マンガン酸カリウムが主でした。OsO4は、Max Schultzeがツチボタルの一種をOsO4に投入し光学顕微鏡的研究(1864年)に使用しましたが、光顕での応用には限界がありました。その後、OsO4が生体膜のリン脂質に結合することが確認され、電子顕微鏡の化学固定剤として主流をなしてきましたが、当初よりタンパク質の高次構造の破壊やアクチンフィラメントの破壊作用などが指摘され、単独では固定剤の濃度、温度、時間等に制約と限界がありました。G.A.の登場とともにタンパク質とリン脂質が保存されるようになり、以後今日迄、電子顕微鏡の固定剤として汎用されてきております。しかしながら、化学固定で得られる組織像は、急速凍結によるそれに比較すると、膜系の保持に課題も残され、限界があります。同時に、OsO4は高額で毒性も強く粘膜刺激など身体への負担も大きい試薬です。G.A.も毒性の点では退けをとらず、純度、保存性など留意点が数多くあります。そこで本学会では、永年に亘り、先人が開発し使用され続けてきた化学固定剤・固定法の見直しと、新たな固定剤の検討を研究プロジェクトテーマとする事と致しました。着眼点は、「安全に電子顕微鏡試料を固定することができること」、「揮発性刺激物であるOsO4に替わる物質の実用化」、「物質の発見または合成、あるいは、新技法の開発」です。G.A.の活用から約50年を迎える時期となりますが、将来へ継承する固定法と新たな固定法の開発を含め、是非とも応募頂けますようお待ちしております。
| 平成22・23年度研究プロジェクト助成の公募 |
| 表記の件につきまして、下記の通り募集いたします。 |
| 理 事 長 朴 杓允 技術普及委員長 根本 典子 |
| 応 募 要 項 |
|||||
| (募集趣旨) | |||||
| 本学会の技術開発のプロジェクトとして平成22・23年度は「化学固定法の見直しと四酸化オスミウムに替わる化学固定剤の検討」をテーマに公募する。研究分担者(班員)を募り、課題の解決に当たり、次世代の電子顕微鏡技術開発に貢献することを目的とする。対象は、本学会会員で、規定の条件を満たす個人に助成する。 |
|||||
| 1.助成対象 | |||||
|
1)
|
募集テーマ: 「化学固定法の見直しと四酸化オスミウムに替わる化学固定剤の検討」 |
||||
| 2) | 対 象:本学会正会員 | ||||
| 3) | 募集件数および助成総額:各年度5件以内、総額上限20万円。 | ||||
| 4) | 申請テーマは下記のA〜Cから1項目を選択。 分類A:四酸化オスミム代替え法 分類B:新しい化学固定 分類C:化学固定法の再検討 |
||||
| 5) | 助成対象期間 平成22年度分: 平成22年1月1日以降に開始し平成22年12月31日までに終了する。 平成23年度分: 平成23年1月1日以降に開始し平成23年12月31日までに終了する。 |
||||
| 2.応募期間 | |||||
| 平成22年度募集分: 平成22年4月1日(木)〜平成22年12月31日(金)(必着) 平成23年度募集分: 平成23年4月1日(金)〜平成23年10月31日(月)(必着) |
|||||
| 3.申請資格 | |||||
| 1) | 本学会正会員で個人であること。ただし、同一施設内なら何名でも連記可能。 | ||||
| 2) | 共同研究者も、できる限り本学会会員であることが望ましい。 |
||||
| 4.助成対象者の義務 | |||||
| 1) | 平成22年度分は第27回学術講演会において、平成23年度分は第28回学術講演会において1セッションを設けて発表して戴くこと。 | ||||
| 2) | 本学会会誌にて報告する。 |
||||
| 5.助成金の交付および使途について | |||||
| 1) | 助成金の交付は、単年度毎に助成対象が決定した後、直ちに交付される。 | ||||
| 2) | 助成金の使途は、研究の薬品類などの消耗品に充当する。 | ||||
| 3) | 会計報告書を事務局に提出する。 |
||||
| 6.助成の決定方法と基準 | |||||
| 1) | 本学会 技術普及委員会において書類審査を行い、候補者を選考する。 候補者を理事会へ答申し、最終決定する。 |
||||
| 2) | 助審査基準は、申請主旨にあったテーマで、規定の条件を満たすものとする。 審査にあたり考慮する項目は次の通りである。 独創性、学術的な意義、研究計画の実行可能性の高いものなど。 |
||||
| 7.選考結果の発表 | |||||
| 申請者全員に対して平成22年度募集分は、平成23年2月下旬に、平成23年度募集分は、平成24年1月下旬に文書にて通知する。審査中のご質問には対応しない。 |
|||||
| 8.助成金の支払方法 | |||||
|
|||||
| 9.応募要項請求および申請手続 | |||||
| 1) | 応募要項と申請書の入手方法 本ページ下部のボタンをクリックすると申請書類を入手できます。 郵便での資料送付をご希望の場合は、学会事務局までお申し出下さい。 |
||||
| 2) | 申請手続 「当該助成先公募申請書」に必要事項をご記入の上、送付先まで郵送して下さい。 上記書式以外の申請は受け付けません。 |
||||
|
|||||
| 3) | 応募締切日 平成22年度募集分:平成22年12月31日(金)(必着) 平成23年度募集分:平成23年10月31日(月)(必着) |
||||
| 4) | ご提出いただいた申請書は返却いたしませんのでご了承下さい。 送付先: 〒113-0033 東京都文京区本郷3-24-17 ネクストビル 医学生物学電子顕微鏡技術学会 事務局内「技術普及委員会 研究プロジェクト応募係」 宛 Tel : 03-3815-4584 Fax : 03-3815-4626 E-mail : office@emtech.jp |
||||
| 10.個人情報について | |||||
| 1) | 個人情報については、目的以外には使用しない。 | ||||
| 2) | 助成先の決定は、本学会HP会員欄に公開する。 |
||||